空間デザイナー、ときどき講師のブログ。

夢を追う原点に触れて。

昨夜は久しぶりに徹夜しました。

といっても、2:00頃にはソファでおやすみモードでしたが。

 

 

私がこの世界に入ったきっかけは、

夢なんて何もなかった高校時代まで遡ります。

 

 

進学校の都立高校に受かり浮かれてはいたものの、

周りは真面目な子が多くて、

高校でしかできない青春にとことん時間を割くというよりも、

今もそれなりに楽しみつつ、将来のために勉強をする人達が多かったように思います。

 

 

受験生の頃は、昼休みはみんな図書館とか机で勉強してて、

例えば授業を抜け出してカラオケに行ったりとか、

制服を着替えてバイクの後ろに乗って出かけたりとか(古い?笑)

そんな漫画のような世界とはほど遠くて…。

 

 

希望する大学に行くんだ、って

オーラを放って生活していたようにも感じました。

 

 

とはいえ私も受験に力を注いだりはしましたが、

髪を染めたりエクステを付けたり、

出来る限りの抵抗心をへたくそな感じで出していました。(汗)

 

 

思い出すのは1番新しい記憶で。。

 

 

私は特に夢がなかったし、

なりたい将来とやらも見当たらなくて、

行きたい大学もなくて、

とりあえず予備校に通い、とりあえず受験するといった感じでした。

 

やるからには一応、真剣に頑張っていましたけどね。

 

 

それでも希望するところなんて全然受からなかった。

大学とは厳しいものだ。

 

 

 

晴れて大学生になったものの、

昔から心配性というか、時間を無駄にしたくない気持ちは強くて、

何かしらしなくてはいけないという焦りだけが募り、

簿記の資格を取ったり情報処理とかやったりと、

足跡だけは残そうとしてたんです。

 

 

 

楽観主義の人が羨ましいって思っていました。

 

 

 

どうにかなるよ、って思える人を尊敬してた。

たぶん心が強くなきゃ言えない言葉だと思うから。

 

 

 

自分の道がまったく見えなくなった時

ふとした友人の一言がきっかけで

「デザインの道」があるらしい、という事を知ります。

 

 

大学生なら知っていて当然の道だと思うのですが

当時の私はあまり物事に興味が無くて、全く接点もなく。

気づかずに歩いてきてしまっていたのでした。

 

 

デザインといっても、「空間デザイン」という

今まで知らなかったジャンルのデザイン。

 

 

アパレルとか、絵を描く人のことなら少しはイメージもついたけれど

大学生の私には「空間デザイン」なんて

意味がわからなかったのを覚えています。

 

 

それでもなぜか、話を聞いた当日、

空間デザインの授業がある学校に遊びに行って話を聞いて、

あるモノを見たんです。

 

 

 

あるモノ…。

 

 

それは「イメージパース」。

 

 

 

イメージパースなんて、今や毎日のように見てるのに

当時の私には

完全に キラキラ輝く未来予想図 に見えたのです。

 

 

 

自分で思い描いたことが

3Dになって目の前にあらわれるという奇跡!

 

 

 

その時見たイメージパースは新しく開発される公園だったのですが

グリーン溢れる美しい街並みと、遊具。

ここに住みたいなって心揺れるようなパースでした。

 

 

 

その出会いから、すぐに私は入学申込書に記入し、

大学と並行して専門学校に行くという道を選びました。

 

 

 

土日まるまる、何時間も続く授業に最初は緊張していましたが

とにかくやりたいことが見つかった喜びの方が大きくて。

 

 

 

やはり専門学校ですから課題がとても多く、

大学の授業よりも課題を優先していた時もありました。

でも大学も私にとっては大切ですから、

1度も単位を落とさず、ゼミも頑張り、問題児ではなかったです(笑)

 

 

 

あの頃、課題をしていた時は

きっと人生の中で1番頑張ったのではないかというくらい

すべての時間をささげて学校に通い詰めていました。

 

 

きっと、大学生という

時間だけはある時期だからこそできたことかもしれません。

 

 

 

専門学校では、私と同じ時期に入学した生徒は

2クラス合わせて40人。

 

最後の卒業制作発表の頃には、

4人になっていました。

 

 

36人、辞めてしまったのです。

 

 

仕事をしながら来ている人もいて、

やっぱり社会人と学生の違いだったのかもしれません。

 

 

 

時々、今の生活のなかで余裕がなくなるときは

専門学校時代を思い出すと、

あの時あんなに頑張れたんだから大丈夫だ、って

自信が戻ってくる瞬間があります。

 

 

 

やっぱり人間、何かに向かって努力している時間は

終わっても消えないんだなと思ったりします。

 

 

 

夢が出来てよかった、って思いました。

好きなことならこんなにも、頑張れるんだなって知ることができました。

 

 

 

 

 

こんなことをふと思い出したわけですが、

いまふと思い出したきっかけになったのが

 

青春時代の大好きだった漫画

 

NANA」。

 

当時女子高生を中心に絶大な人気で、

NANAに出てくる主人公は美大生だったんです。

 

 

美大ってだけでキラキラしてて、なんだか憧れました。

 

 

漫画を読み漁っていた頃は

美大に行こうという選択肢は無かったのですが

あとになって、好きの感覚がリンクしたのかなとも思ったりして。

 

 

いまhuluでNANAやってるから

ちょっと泣けてきました(涙)

 

 

 

がむしゃらに青春を生きるって素敵だな✨

NANAの続編を期待しつつ

今日は思い出に浸って寝ようと思います。

 

 

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*asuka*