アスカテゴリー。

南青山で働くデザイナー、ときどき所長のブログ

 

富岡明日香のアスカテゴリー。

デザイナーと職人さんの話。

私は空間設計の仕事をしています。

上司がついた事は一度もありません。

 

 

学校はデザイン学校を卒業していますが

大学に行きながら通った専門学校なので

就活に必要なポートフォリオづくり程度の授業で

何時間もデザインに触れていた環境ではありません。

 

 

そんな専門学校は社会人の人が大半で、

仕事しながら夢を追いかける人たちが

生徒としてきていました。

 

 

入学時は40人(20人×2クラス)いましたが

卒業時には7人しか残らなくて、

そのうちプレゼンテーションをした人は

たったの4人。

 

 

今振り返っても、あの時ほど自分が「没頭」していた時はないと

自信を持って言えるほど

あの時はもはや、狂っていました(笑)

 

 

徹夜とか何十時間とか当たり前で

狂うようにデザインの課題をやったり

でも全然うまくいかなくて

もう少しうまいやり方があったのではないかと思うけど

それもそれで思い出です。

 

 

 

あ、話がそれましたが、

つまりはそれほどの学生時代を過ごしただけです。

 

 

 

そして今この世界にいますが

最初から設計デザイン職に就いたわけでもなく

私は新卒でプロジェクトマネージャーとして

フロントに立つ側を選びました。

 

 

 

恐らくほとんどのデザイナーは

巨匠と呼ばれる人のアシスタントを務めるか

企業の新卒で入社して学びながら成長するか

…が、多いのではないかと思います。

 

 

それを吹っ飛ばして

まずはフロントに立つ事が社会人の一歩だと思い

提案営業をやりながら

独学でデザインたくさん生み出してみて

プレゼンで勝率上げてみて

 

 

 

気付いたらいま、

設計デザインの仕事をしています。

 

 

 

だから上司はいないし、

 

こんなはちゃめちゃなキャリアだから

基礎の階段を一歩ずつ登っておらず

ほぼ「企画」とある程度の図面で進めています。

 

 

 

そこでぶつかった壁は、こうです。

「職人さんに伝わる図面が書けなければ、デザイナーとして一人前ではないのではないか・・」

 

 

 

いわゆる「おさめ」が分かっていなかったり

現場で職人さんからバンバン質問きたり。

 

 

 

 

そしてあるとき、プロジェクトの打ち上げで

こんな会話をしました。

 

 

 

施工管理責任者Yさん

「お疲れさまでした🥂✨」

「本当にお世話になりました❗️ありがとうございます🥂☘️」

Yさん

「この現場、初めてのことづくしで楽しかったです💡」

「いやー、至らぬ所が多く、申し訳ありません💦」

Yさん

「いやいやそんなことないですよ、現場おさまったんですから😊」

「実はわたし、色々独学でやってきてて、でも絶対新しいこととか、誰もやってない面白い空間つくりたくて、アイディアは思いつくのですがおさめやら実施図面が描けないから半人前なんですよね……😔」

 

 

そんな風に悩みを嘆いていたところ

Yさんがこんな言葉をかけてくれました。

 

 

Y

「いや、僕たち職人側はね、設計さんの描くモノをいかに作るかが楽しいんですよ。それが難しければ難しいほどやりがいがある。頭が違うから僕たちには絶対思いつかない発想なんですよ。作り方がわかると逆に発想生まれなかったりするもんでね。だからおさめとか作り方は逆に僕たちを頼って欲しいんだよね」

 

 

 

なんだか、目からウロコというか

ぽっかり空いた穴が塞がれていくような

そんな感覚になりました。

 

 

 

ずっと、職人さんは

「やり方わからない図面描くやつなんて!」

と思ってると思ってたから(←失礼)

そんな風に思ってくださる方がいるなんて驚きで。

 

 

 

周りはどんちゃん騒ぎをしていましたが、

私にとっては、感動的な時間でした。

 

 

 

 

 

悩みが実は、強みなときがある。

 

 

ネガティブな思い込みは、やめよう。

 

 

 

 

そんなことを思った日でした。

 

 

 

 

勿論、色々な考え方があると思うけど

私は私の強みを活かして

私にしかできない空間プロデュースをしていきたい★

 

 

 

そんなことを強く思ったのでした。

 

 

 

来月も、一日一喜、前に進んでいきたいと思います(^^)

 

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*asuka*